ガーミン・シャープ（2014）

アメリカの元プロ選手ジョナサン・ヴォーターズ氏が代表を務めるチームで、2003年にアメリカのローカルチームとして創設。国内外のレースで実績を重ね、2009年には念願のプロツアーチームへと昇格。世界的にも有名なGPSメーカーのガーミン、日本の家電メーカー、シャープをメインスポンサーとする。ライダー・ヘジダル（カナダ）が2012年にジロ・デ・イタリアを制覇し、名実ともにトップチームの仲間入りを果たした。

ジロ・デ・ロンバルディアを制したダニエル・マーティン（アイルランド、ガーミン・シャープ）は今大会筆頭優勝候補 photo:Tim de Waele
ジャパンカップには2010年に初参戦。ダニエル・マーティン（アイルランド）が果敢な一人逃げを決め、いきなり優勝を飾った。2012年大会ではイヴァン・バッソ（イタリア）にスプリントで敗れたが、僅差の2位となり、2度目の表彰台に立った。また、前回大会はクリテリウムでスティール・ヴォンホフが優勝、ロードレースでジャック・バウアー（ニュージーランド）が2番手に入っており（ロジャース失格により、後に繰り上げ1位）、まさに本大会表彰台の常連チームと言える。

昨年のクリテリウムを制したスティール・ヴォンホフ（オーストラリア、ガーミン・シャープ） photo:Kei.Tsuji2011年大会を制したネイサン・ハース（オーストラリア、現ガーミン・シャープ） photo:Kei.Tsuji


今季はマーティンがクラシックやツール・ド・フランスなどで落車の不運に見舞われるも、トムイェルテ・スラグテル（オランダ）がパリ〜ニースをステージ2勝、ラムナス・ナヴァルダスカス（リトアニア）がツール・ド・フランス第19ステージで優勝。8月にはアレックス・ハウズ（アメリカ）がUSAプロチャレンジ第7ステージを制するなどしている。

今年マーティンは2010年大会に続く2度目のジャパンカップ制覇を狙い、その翌年2011年大会覇者ネイサン・ハース（オーストラリア）もダークホースとして注目を集める。土曜日のクリテリウムでは2度の優勝経験者ヴォンホフがエースを担うはずだ。

出場メンバー

FAIRLY, Caleb（USA） / カレブ・フェアリー（アメリカ） GAIMON, Phillip（USA） / フィリップ・ガイモン（アメリカ） HAAS, Nathan（AUS）/ ネイサン・ハース（オーストラリア） MARTIN, Daniel（IRL） / ダニエル・マーティン（アイルランド） VON HOFF, Steele（AUS） / スティール・ヴォン・ホフ（オーストラリア）