ジャパンカップサイクルロードレースとは

ジャパンカップサイクルロードレースは、日本で唯一、国際自転車競技連合(UCI)より、ワールドツアーに次ぐ“プロシリーズ”に認定された、アジア最高位のワンデイロードレースです。ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアといった、世界の第一線で活躍するトップ選手たちの本気の勝負を間近で観戦できます。

宇都宮森林公園のスタートラインに並ぶ選手たち宇都宮森林公園のスタートラインに並ぶ選手たち photo:Makoto.AYANO
当大会は1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のメモリアルレースとして、1992年に創設されました。それから四半世紀以上の歳月を経て開催する2022年の第29回大会は、2015年より採用された1周10.3kmのコースを14周する総距離144.2kmで行われます。標高差185m、つづら折りの古賀志林道を14回登るコースは、難易度が高く見応えがあり、観戦者にとっても選手達の走りを何度も間近に見ることが出来ます。

この大会にはこれまでに数々のスター選手が参戦しています。ツール・ド・フランスでステージ優勝した選手や山岳賞獲得選手、ジロ・デ・イタリアの総合優勝者、ワールドカップシリーズ総合優勝者、世界チャンピオンと言った錚々たるメンバーがジャパンカップを彩ってきました。また、ジャパンカップに参戦した後、そうした世界の頂点と言えるレースで栄冠を手にした選手達も少なくありません。

ジャパンカップがこうしたスター選手達の参加を得られるのは、ロードレースシーズンの終盤であることや高低差が多く難しいコースの評判と、熱狂的な日本のファンの皆様のおかげです。また、競技運営レベルの質の高さはUCIからも高い評価を得ています。1996年の第5回大会はワールドカップシリーズの最終戦にもなり、世界中から注目されました。

土曜はアマチュア選手たちが集い、プロと同じコースで覇を競い合う土曜はアマチュア選手たちが集い、プロと同じコースで覇を競い合う photo: Yuichiro Hosodaオープン女子も土曜の開催オープン女子も土曜の開催 photo: Yuichiro Hosoda

色鮮やかな花が咲く宇都宮郊外を進むメイン集団色鮮やかな花が咲く宇都宮郊外を進むメイン集団 photo:Makoto.AYANO
日本全国から多くのロードレースファンが集まることでも有名なジャパンカップ。レース当日は、年に一度のお祭り騒ぎを楽しむファンの歓声や応援の笛の音が山中にこだまします。特に大勢のファンが集まる古賀志林道の山頂付近は、選手が通過するたびに興奮に包まれます。

令和最初となった2019年大会は、バウケ・モレマが2015年に続く2度目のジャパンカップ優勝を果たしました。大会の1週間前、UCIワールドツアーのワンデイレースで「モニュメント」と呼ばれる世界5大クラシックの一つ「イル・ロンバルディア」(イタリア)で優勝し、勢いに乗るクライマーが世界の走りを見せつけ、再び古賀志林道を制しました。

2年間の空白を破り開催する2022ジャパンカップ。チャンピオンジャージを手に入れるのは誰か、期待が高まります。

勝負を分ける古賀志林道の上り勝負を分ける古賀志林道の上り photo:Makoto.AYANO